いざ大奥へ
〜大奥女中役職〜
上臈御年寄
じょうろうおとしより
大奥、女中最高位。
御年寄
おとしより
大奥の女中の中で取り仕切る最高権力者。 老女、局、とも呼称する。
御客会釈
おきゃくあしらい
諸大名からの女使の接待を行う役。将軍付の女中のみの役職。
中年寄
ちゅうどしより
お年寄りの指示に従う仕事。代理役。毎朝の献立のチェックをし、毒見役もした。
御中老
おちゅうろう
将軍、御台所の身辺の世話役。
御小姓
おこしょう
御台所や姫君の小間使い。13歳から15歳の少女が就くことが多かった。
御錠口
おじょうぐち
大奥と中奥の間の出入り口である錠口を管理する役。
表使
おもてづかい
御年寄りの指示を元に物資調達御広座敷に要請し買い揃えていた。
御右筆
ごゆうひつ
日記、諸記録、書状に至るところまでの公文書管理を行っていた。また、諸大名からの献上品を検査する役目もあった。
御次
おつぎ
対面所などの掃除や、仏間、台子、御膳などの様々な道具を運搬し整えた。
切手書
きってがき
七つ口を監視し、外部からの訪問者が持つ「御切手」を発行する。
御伽坊主
おとぎぼうず
将軍の雑用を務めた。頭をそり上げ男性用の羽織袴を着用するので、一目で分かります。また、中奥へ行けた唯一の役職。
呉服之間
ごふくのま
裁縫を専門にし、将軍や御台所の衣装を仕立てる役職。針一本も無くしてはいけず、もしも紛失したら見つかるまで着物を変えることは許されなかった。
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